調剤薬局はお薬を患者様にお渡しするだけでなく、お薬飲んで良い効果が出るように説明させていただいています。
お薬に関してよくあるご質問やご相談を紹介いたしますので、参考になさってください。
ページ内 目次
1. 薬は噛み砕いても良いですか?
2. 薬の剤形にはどんな違いがありますか?
3. 飲み忘れた場合は?
4. 服用のタイミングについて
5. 薬を飲む時は水でないとダメ?
6. 処方箋の有効期限について
7. なぜ薬剤師から薬をもらうのか
Q. お薬は大きくて飲みづらい場合は、かんだり砕いて飲んでも大丈夫ですか?
お薬の種類と特徴に内服薬の特徴を詳しく紹介していますが、お薬の種類や目的によって剤形を工夫しています。噛んだり砕いてしまうと、腸で吸収させたい場合や時間をかけて吸収させたい場合など、薬の剤形ごとに期待される効果が出にくい場合があります。同じお薬でも色々な剤形がでているものもありますし、小さくして飲んでも良い薬かどうかお調べしますので、店頭の薬剤師にご相談ください。
Q. 内服薬の剤形ごとにどんな違いがありますか?
薬は吸収される場所や時間などにより、様々な試験をして適切な作用効果が出るように工夫がされています。錠剤、カプセル剤以外にも水がいらないチュアブル錠など、小さなお子様や高齢の方で錠剤がなかなか飲み込めない方も服用できるようなお薬も増えてきました。 詳しくはこちらへ
Q. 食前に飲み忘れたら食後でも良いですか?
本来の効果を期待すれば、薬の袋に書いてある指示通りなのですが、飲み忘れのご相談はよくあります。全く服用しないよりはしたほうが良いので気づいたらすぐお飲み頂きたいのですが、1日3回のお薬のように次の服用時間まで間隔が短い場合は5~6時間程度あけて次のお薬を服用してください。
※服用時点についてはお薬の正しい服用方法のページでも説明していますのでご参照ください。
Q. 仕事の関係上、夜昼が逆転している場合、朝夕食後はどうすればいいですか?
胃薬や解熱鎮痛薬などの一般的なお薬は生活リズムに応じた服用方法で大丈夫です。
ただしお薬の正しい服用方法でも説明していますが、中には身体のメカニズムに応じた効果を期待したお薬の場合もありますので、事前に担当医師とご相談ください。※ お薬は効能を最大限に考えた服用方法の指示になっていますが、一定の間隔で飲み忘れなく服用することが大切です。
Q. 薬を飲む時は水でないとダメですか?
お薬によっては、牛乳やお茶と吸収が悪くなったり逆に作用が強くなったりする場合がありますので、コップ1杯程度の水または白湯での服用をお願いしています。また、お薬の服用前後に牛乳やお茶を飲んでも同時に胃の中に入りますので、影響を受けやすいお薬の場合は、服用の前後2時間程度は控えてください。
服用する水の量が少なすぎる場合には、お薬が溶けにくかったり、胃に負担をかけることがありますのでご注意ください。
Q. 処方の有効期限はありますか?
処方箋の有効期限は発効日から4日間となります。土日祝日もカウントされますのでご注意ください。例外として、処方箋発行時に医師が処方箋有効期間に日付を記載した場合は、この限りではありません。
万が一、期間が過ぎた処方箋をお持ちになられたら、薬局から医療機関に問い合わせをして有効期間の延長をしてくださる場合もありますが、病院に再度処方箋をもらいにかなければいけない場合もありますので、出来る限り期日内にお持ちください。
Q. なぜ処方箋のお薬は薬剤師からでなければ受け取れないのですか?
薬剤師法(昭和三十五年法律第百四十六号)の第四章 業務(情報の提供及び指導)第二五条の二に「薬剤師は、調剤した薬剤の適正な使用のため、販売又は授与の目的で調剤したときは、患者又は現にその看護に当たつている者に対し、必要な情報を提供し、及び必要な薬学的知見に基づく指導を行わなければならない。」と定められている為です。法律の定めというだけでなく、薬の専門家として患者様の健康をサポートできるような情報提供と信頼関係を築いていきたいと思っていますので、是非薬剤師からの情報をお役立てください