疾患とお薬
健康寿命 -生涯現役!人生100年時代へ-
「人生100年」といわれ始めた超高齢者社会の日本ですが、近年、皆様の健康に対する意識はますます高まっています。また最近では「健康寿命」という言葉も良く耳にするようになりました。「健康寿命」とは、元気に活動できる期間、いわゆる自立した生活が送られる年齢のことです。
では、「元気に」長生きの為には、どのように健康維持に取り組むめば良いのでしょうか。
日本における3大死因は、1位:悪性新生物(がん)、2位:心疾患、3位:脳血管疾患だということは皆さんご存知ですか。
この中でも脳血管疾患は、後遺症が発生しやすく最も介護と関係が深い疾患ですが、特に介護になった要因として挙げられるのが脳卒中(くも膜下出血・脳梗塞など)です。実は脳卒中は介護になったきっかけとして男性では30%、女性でも10%以上を占めているのです。寝たきりになる原因」の3割近くが脳卒中などの脳血管疾患が原因なんですね。では、健康寿命を脅かす脳卒中を予防するにはどうすれば良いのでしょうか。
脳卒中は糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の増加により、脳卒中の患者は2020年には300万人まで増加するといわれています。「生活習慣病」とはまさに、食事、運動、飲酒、喫煙などの毎日の生活習慣が原因で起こる病気のことですが、自覚する症状が少ないことが、発見が遅れたり対策がしづらい要因です。
日頃から健康診断や簡易血液検査などで定期的に体のチェックをしたり、適度に体を動かしておくことがベストです。
そこで各疾患がどんな特徴なのか、他の病気にどんな影響があるのか、治療薬、食事や生活改善方法などをご紹介します。