ピンクリボン~乳がんについて~
こんにちは。新大久保店です♪
今週に入り秋らしい日となっておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、抗がん剤治療薬の「オプジーボ」の開発でノーベル医学生理学賞に京都大高等研究院の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授が受賞されましたね。
がんと闘っている患者さんにとって新薬の開発は期待と不安があると思いますが、日本人から受賞者が出たことは嬉しいことです。
日本での死因第一位は悪性新生物(がん)と言われています。
今日はがんのひとつである乳がんについて少しお話しようと思います。
さて、みなさまピンクリボンという言葉はご存知でしょうか?
ピンクリボンとは乳がんの正しい知識を広めて、乳がん検診の早期受診を推進することを目的とした啓発運動のシンボルです。
実は、毎年10月はピンクリボン月間と言われていて、乳がんの早期発見、早期治療を啓発する取り組みを行っています。
街中でピンクリボンのポスターが貼られていたり、東京タワーやレインボーブリッジなど各地でピンク色にライトアップされているを見たことのある人がいるのではないでしょうか。
乳がんになる女性の割合は年々増加しており、現在は11人に1人の割合と言われています。
しかし、それに対して日本の乳がん検診の受診率は3~4割と低いのが現状です。
「まだ私は大丈夫」と思ってはいけません。。。
40代がピークとは言われていますが、20~30代でもなる可能性は十分あります。
乳がんは早期発見できれば90%治癒できるといわれているので、自分でのセルフチェックや検診に行くことがとっても大切です。
怖がらずにぜひ積極的に行ってみてください。
私も今年初めて乳がん検診でマンモグラフィーを受けてきました。
マンモグラフィーは痛いと聞いていたので怖かったのですが・・・すごく痛いのを想像していたおかげか、思っていたより大丈夫!というのが感想でした。
そのあとの安心感のほうが大きかったです。
痛みは人により異なりますが、月経がはじまって1週間後くらいの胸の張りがない状態の時の方が痛みを感じにくいそうですよ♪
セルフチェック(自己検診)も大切です。
セルフチェックは続けることで、ふだんとは違う乳房の変化に気づくことができます。
セルフチェックを月1回の習慣にするとよいですね。
時期としては、生理が終わった後4~5日が適当です。閉経後の方は、毎月、日を決めて行いましょう。
☆指で触れてチェック・・・
まず、仰向けに寝て、あまり高くない枕、あるいはタオルを折り、背中の下に入れます。
左手(または右手)を上に上げ、頭の下に入れるような体勢にします。
4本の指の腹で、乳房を「の」の字を書くように、また、乳首を中心に放射線状に指を動かして、しこりや固いこぶがないかチェックしましょう。
お風呂やシャワーのときに石鹸をつけた手で触れるとわかりやすいです。
☆鏡の前でチェック・・・
鏡の前に立ち、両腕を高く上げた姿勢で、左右の乳房の形や大きさに変化がないか、皮膚のひきつれやくぼみはないか、乳輪の変化はないか、乳首のへこみやただれはないかチェックしましょう。
☆わきの下のリンパ節をチェック・・・
立った姿勢で、右手の指をそろえてのばし、左ワキの下に入れてしこりがあるかどうか指先でチェックしましょう。
右のワキの下についても同様の方法で調べます。
☆乳頭をチェック・・・
左右の乳首を軽くつまんで、乳を搾るようにし、血液の混じった分泌物が出ないかどうかチェックしましょう。
少しでもしこりや気になることがあれば乳腺専門の医療機関へ行ってみてくださいね。
新大久保店 鈴木