活用しよう!お薬手帳
お薬手帳を活用しよう!
お薬手帳は、患者様が今までに服用(使用)した事のある薬の名前や飲む量、また過去に経験した副作用などを継続的に記録するための手帳です。どの手帳でも全国共通で使えます。病院や薬局ごとに使い分けるのではなく、一冊にまとめて記録しましょう。
ユーアイ薬局では手帳本体は無料でお渡ししていますので、手帳のページがいっぱいになった時などは遠慮なく声をかけてください。
お薬手帳は持っているけど、「ほとんど見ない」「病院や薬局に行く時も持っていかない」「メリットを感じない」。このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで、お薬手帳の有効な活用方法をご紹介します!
お薬手帳には何が書いてあるの?
お薬手帳には多くの情報が詰まっています。お薬や体調のことで気になったことなどを記録することで、薬でのアレルギーや副作用の予防に活用できます。
- あなたが使っている薬の名前・用法(1回量、服用回数)・処方日数・使用法など
- 処方せん発行元の医療機関名・処方医名
- 薬をお渡しした調剤日・薬局名・薬剤師名
ご自身でも、アレルギー歴や副作用歴、服用後に体調変化があった時、市販薬を服用した時などに記入するようにしましょう!
お薬手帳を持っていると何がいいの?
薬局では、薬剤師が手帳を拝見し、薬の重複や飲み合わせ、副作用や薬の量が適切かどうかなどをチェックします。特に、内科や整形外科、耳鼻科など複数の科に通ってらっしゃる場合は飲み合わせを確認するのに有効です。過剰に処方されている薬をチェックすることによって、たくさんの薬を飲むストレスを減らし、お薬代も安くなります。
お薬手帳は、薬局ごどではなく、1冊にまとめましょう!
災害時にはぜひ携帯してください!
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、地震や津波被害により医療機関や薬局も大きな被害を受けました。
カルテや薬歴などの情報が失われる中、お薬手帳を活用することにより、適切な薬の供給と医療が提供され、この震災をきっかけに、お薬手帳の有用性が再確認されました。
2018年には、6月18日の大阪北部地震、7月の広島県での豪雨、9月4日から5日にかけての台風21号の上陸、9月6日の北海道胆振東部地震と、大きな災害が続いて発生しております。いざという時のために、避難時の持ち物を再度チェックしてみましょう。
電子版お薬手帳が登場
これまでは、紙のお薬手帳が主流でしたが、電子版のお薬手帳が登場しました。
電子お薬手帳は、みなさまのお手持ちのスマートフォンなどに、お薬の情報を保管し、紙のお薬手帳と同様に活用するために作られたものです。電子版ですので、情報をクラウドに保管し、万一の災害など、さまざまなシーンでの利用も期待されています。
いままでの紙のお薬手帳から電子版お薬手帳へ変更したい場合は、かかりつけ薬局へご相談ください。ユーアイ薬局では、電子版お薬手帳にも対応致します。