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知らないと怖い!!肺年齢

肺年齢ってご存知ですか?

肺年齢とは肺年齢普及推進事務局が推進する、肺の機能の老化をわかりやすく年齢におきかえて表示したものです。一秒間に吐ける息の量(一秒量)から、標準の方に比べて自分の呼吸機能がどの程度であるかを確認して頂くための目安です。一秒量の標準値は、性・年齢・身長によって異なり、20歳代をピークに加齢とともに減少します。肺年齢を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や呼吸器疾患の早期発見・治療にご活用ください。

静かに進む「肺の破壊」、進行すると二度と戻りません!

鼻や口から吸い込まれたタバコの煙や微小な粒子によって慢性的な炎症が気管支や肺胞におこり、肺胞が破壊されると肺はスカスカになるような変化が生じ、このような状態になると肺の機能も低下します。その結果、咳・痰・息切れなどの自覚症状を自覚するようになり、破壊されてしまった肺胞は元に戻ることはありません。

現在は問題なくても、肺の健康リスクを知ることが大切!

呼吸機能を年齢という身近な指標を用いることで、自分の肺の健康状態を実感し、普段は意識しない肺の状態を継続的にチェックすることが大切です。現在は問題がない場合でも、将来における肺の健康リスクを正しく認識することは、禁煙や呼吸器疾患の予防、早期発見・早期治療に大きく役立ちます。

肺の生活習慣病:COPD(慢性閉塞性肺疾患)

日本では40歳以上の約10人に1人がCOPDと推定され、肺年齢を知ることで早期に治療を始めて頂くことが期待されます。

COPDは喫煙が主な原因とされ、肺への空気の通りが慢性的に悪くなりゆっくりと進行していく疾患で、これまで肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていたもののほとんどが含まれます。初期の段階では、咳・痰・息切れなどの症状を自覚しにくいため早期診断には呼吸機能検査が不可欠です。

肺年齢の計算方法

日本人の肺年齢の計算式 (18歳から95歳)
※FEV1とは・・・呼吸機能検査で測定した一秒量

  • 男性: 肺年齢 = ( 0.036 x 身長(cm) - 1.178 - FEV1 (L)) / 0.028
  • 女性: 肺年齢 = ( 0.022 x 身長(cm) - 0.005 - FEV1 (L)) / 0.022

肺年齢普及推進事務局のホームページに肺年齢オンライン計算のページがありますのでご興味のあるかたはお試しください。

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